パートナーとの出会い⑶

「家の周り案内するから、よかったらまた来なよ」

３回目のミーティング。

今回は、テラスハウスの敷地内を案内してくれるという。

（モデルハウスの案内人かw）

ワンコロ達の散歩がてら、

家の周辺をお散歩することに。

広っ！

噴水あるわ、公園あるわ、池あるわ…

もちろんお店（ショップロット）もある。

周り見渡す限り、閑静な環境を好む

中華系マレーシア人の老夫婦が多く見られる。

ランタンがぶら下がった玄関に

外車が止まっている。

あきらかに、ここに住んでいる

アフリカンは君だけだろw　と突っ込んだら、

ドレッド「Yeah, I think so.」と。w

（だよねーw）

今日はドレッドが歩きながら

ワタシに意味深な質問をしてきた。

・結婚願望あるか

・子供は欲しいか

・子供は何人欲しいか

・住む場所は日本がいいのか

・結婚歴あるか

・子供はいるか…等。

なんだ？

結婚コンサルか？w

ちなみに、このように返事した。

・結婚願望あるか→Yes

・子供は欲しいか→Maybe,Yes

・子供は何人欲しいか→できれば４人

・住む場所は日本がいいのか

　→いや、日本もいいが一箇所に留まれまないので

　　色々住んでみたい。

・結婚歴あるか→ない

・子供はいるか→ない

すると、

ドレッド「Alright」と。

（いやいや、質問攻めしておいて

なんじゃその反応？w）

Alright、だけ？w

翌日、ワタシは東京への出張が入っていたので、

晩御飯をご馳走になって、お別れし、

コンドへ帰って行った。

翌日、東京行きのフライトを空港で待っていたとき

ドレッドからメールが来た。

”僕は一週間後、AUSに帰るけど、

お互い様子見てみないか？”　と。

（ほーぃ）

ってことで、遠距離トライしてみることに。

（何か違ったら辞めればいいだけだしな♪）

東京出張を終え、２日後にKLに帰ってきた。

そして彼に連絡をすると、まさかの

ドレッド「Hey~! Now, I am in Brisbane.」

は？いつAUSに帰ったんだw

一週間KLにいるって言ってたのに、まさかの

私が東京へ行ったときに帰っていたw

犬の検疫審査が予定より早く終わって

AUSに入れるようになったとのこと。

なーんだ！

ワタシ「遠距離って言ってたけど、どうすんの？」

ドレッド「言った通り、今遠距離じゃん！Hehehehe」

（Heheheじゃないよー何この能天気なノリ💢）

（こ奴は恋愛詐欺か？w）

ドレッド「No Worry~! I will visit you in Malaysia soon!」

すぐ会いに来るから〜！って、もぅ。

まぁ、いいや、しらなーい。

仕事で忙しくしていたので、

特に寂しくもならず。

毎日、連絡だけは取っていた。

すると、彼から・・・

ドレッド「２週間後にKLに来るから飛行機の予約をお願い！」

（は？自分でしなよ！）

ドレッド「自分で予約したことないからわかんない…」と。

（は？何この人？現代人か？）

（おぼっちゃまか！）←３回目w

（本当に花より団子の世界？w）

ワタシ「え。どういうこと？今まで１３０カ国以上

　　　ウロウロしたことあるんなら、予約の一つぐらいできるでしょ」

ドレッド「マネージャーに任せていたから…お金を送っておくから

　　　　　Please〜！」

（え。マネージャーとか…何者だ）

（ちみは、マイケル・ジャ◯ソンか！）

（どこの売れっ子か知らんぞ！）

まぁ、親切にも予約をしてあげた。

Airasiaが一番廉価で良い到着時間だったので、

エアアジアに決定〜！

ドレッド「何、このフライト？どこのフライト？」

ワタシ「AirasiaはマレーシアのLCC」

ドレッド「LCCって何？」

ワタシ「Low　Cost　Carrier（格安航空）」

ドレッド「落ちる航空会社はやめてくれよ。

　　　　あ、ちなみに席は一番後ろでお願い。」

（何、この注文w）

ワタシ「はいはい…後ろがいいんだね。」

ドレッド「そう。墜落するときは大抵前から落ちるからね。

　　　　今まで３回も危ない目にあったから。墜落は２回」

（まじか！！）

（なんて運の持ち主…）

そうよね、たくさん飛行機乗っていたら

事故にも遭遇するわよね。

なるほど、学びあり☝️

ブリズベンからKLまでは約５時間のフライト。

Airasiaで到着した彼を迎えにKLIA２（LCC専用の空港）へ。

（あ、出てきた出てきた！

相変わらずわかりやっすw）

ワタシ「Hey! How's your flight?  」

　　　（フライトどうだった？）

ドレッド「Oh..god. That was terrible except meeting with random Japanese schoolgirls.」

　　　　　（あれは酷いね。日本人の学生たちに会えたのはよかったけど）

エアアジアのフライトで

乗客の日本人の女の子たちに

「すごいドレッド！触ってもいいですか？」と

話しかけられたらしく

そこから「僕の彼女は日本人でね…」と

話が盛り上がったらしいw

（はーぃ、よかったねw）

ドレッド「にしても、何あの狭っ〜い席は？殺す気？w　

つい、兄弟に”俺こんなポンコツに乗せられたよw”

って連絡したよw」

ワタシ「え？エアアジア乗ったことないの？

　　　AUSに住んでるんだったら1度や２度お世話になるでしょ」

ドレッド「Maybe VerginAir（たぶんAUSのLCCバージンエアならある）」

（エアアジアも一緒、一緒、そんなもんよ♪）

ドレッド「いや、あれは酷いね。もう二度と乗りたくない。」

（短時間のフライトなんだから、文句言うでない！）

ドレッド「僕は、エミレーツ航空、FirstClassばかり乗ってたから

　　　　　ああいうのはご免だ。NoWay..」

（いやいや、私にとっては、お主がNoWayだわw）

（ちみは、おぼっちゃまか）←何度言わせるw

（完全なる花団だなこれは…）

世話やけそうな人だなーと、

思いつつも、特に嫌いになることはなかった。

ただ、お育ちが違うのであるwww

（とてつもなくw）

うん。

今回学んだこと

・ドレッドは見かけによらず、おぼっちゃん

・飛行機は後ろの席を予約するべし

・世の中には未だ、飛行機を手配したことがない人がいる

・文化、習慣だけでなく、お育ち違いの恋愛も面白い

ワタシのように、マイルでやりくりして

飛行機に乗る人ではない、ということがわかった。

さて、このドレッド坊やは

こんなワタシの庶民なノリでもついていけるのか 

乞うご期待w

続く

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